2026.08.23
深めるでは野生のキリンはどうしているでしょうか。
野生のキリンは、南アフリカの広大な荒野を広範囲に行動します。
さまざまな質感の荒野を走り回るだけで、自然とひづめは削られていくのです。
たんぽぽも綿毛へと変わってくる5月。
トレーニングを開始して一ヶ月がたちました。

「ガリ…ガリ…ガリ…」
硬い質感を削る音が響きます。

片桐さん「メープル嫌だ?これ、大丈夫でしょ?」
ひづめの裏を平らに整える、最も重要な工程が始まりました。
ヤスリを使い削っていきますが、痛くはないそうです。
麻酔をかけて眠っている間に削ってしまえばと思う方もいるかもしれませんが、これだけ首が長い動物に麻酔が効き始めると、いきなり倒れて壁に頭を打ったり、胃の内容物が逆流し詰まったり、血圧の管理も大変だといいます。
麻酔のリスクは大きく、キリンは「麻酔をかけたくない動物」といわれています。

片桐さんは6年前に、道内で初めて麻酔なしの削蹄を成功させました。
そして、この作業を出来る飼育員は全国で数人といわれており、その中の一人が片桐さんです。
メープルは2020年に片桐さんの手により、一度削蹄に成功しています。
しかし、その後は新獣舎への引越しトレーニングなどが重なり、思うようにトレーニングができませんでした。
その間に少しずつ、ひづめは伸びていきます。
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