2026.06.29
深める
さて、「とうきび」さん。
あなたの置かれた状況、被った攻撃を、前半のように分析した上で。
それを前提にしながら、ここからあなたの「自分に矢印が向いてなくても、差別や、容姿を貶す発言を、どこまで指摘していいのか」という質問に答えていこうと思うんだけれど。
これについては、あたしの答えは明確です。
「余力の許す範囲で構わないから、指摘できる限り指摘しよう」と、「とうきび」さんには伝えたいんだよね。
どういうことか、ちょっと補足していこうかな。
マイクロアグレッションというのは、「小さい」の名の通り、非常に細々としたかたちで表れますし、見逃されやすいものです。
また、小さいがゆえに「大ごとにする話でもないか」と、誰かがその存在に気づいていたとしても、大抵の場合スルーされがち。
ですが、大きな崩壊というものは、ほとんどの場合小さなほころびから発生します。
それと同じく、誰かの発したマイクロアグレッションを放置してしまうことは、その人の行動がより重大で深刻かつ、より差別的で攻撃的な方向性につながっていく、確かなきっかけになりかねません。
(事実、今「とうきび」さんの同僚はあなたに挨拶すらしないわけで。他者への攻撃性が高まっているとも言えますよね)
だからこそ。
目の前で、直接自分に対したものでなくても、何がしかの攻撃が行われていた場合。
その発信者にはぜひ、「それ、マイクロアグレッションっていうらしくて…」と、言葉によって冷静に諭し、反省をうながしてみてほしいんだよね。
それが、あなたも含めた周囲の人たちにとってはもちろん、その発信してしまった人にとっても生きやすい環境を作っていく、着実な一歩になるはずだから。
とはいえです。
じゃあ「とうきび」さんが今からその同僚男性と向き合うべきかというと、それって本当にパワーを使うことになるわよね。
まずもって「話聞いてくれる?」と、挨拶しないほど冷え切った関係の相手にあなたから声をかけなきゃいけないわけですし。
加えて、どうして最近雑談しなかったのかの説明をした上で、相手のマイクロアグレッションを指摘しなきゃいけない。
言葉遣いや話の運び方も、ものすごく気を使うことになるはず。
想像するだけで大変すぎる……!
ですし。
もしその対話を進めていくことに仮になったとしても、例1について根本から説明するとなれば、他の問題も生じてくるように思います。
■人生の後半に不安や焦り…「そんな方向でいいの?」っていう心のベクトルの向け方とは
パートナーメディア