2026.05.08
暮らすこれまでの記事で解説しましたが、札幌市ではメスのクマの対策に着目しています。地道なデータの蓄積によって、どのエリアに対策すべきクマがいるかを割り出しています。
その結果、複数のメスのクマが定着していることがわかっていて、かつ人が観光などで利用する頻度の高い、三角山から藻岩山の周辺を「ヒグマ対策重点エリア」と位置づけました。
この地域では、2007年ごろはほとんどクマの出没情報がなく、出没確率は10%ほどだったものの、近年は30~40%に高まってきています。

このエリアでは、2025年10~11月にも、出没情報が相次ぎました。
円山動物園の園内や、北海道神宮の駐車場での目撃もありました。
10月には住宅地に出没したクマ1頭を、11月には円山動物園内に設置した箱わなで1頭を捕獲しています。
出没を繰り返していたクマが捕獲されると、通常、そのエリアでの出没はいったんは落ち着きますが、これまでの調査で、三角山~藻岩山周辺には、まだ少なくとも3頭のメスがいることがわかっています。
こちらも人に向かってくるような問題行動は見られていませんが、住宅地に繰り返し出没することのないよう、引き続き注意が求められます。
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