2026.05.08

暮らす

札幌で「クマが出づらい場所」を専門家らが分析 大量出没を繰り返さないために【クマ予報2026③】

「雨」のち「くもり」のエリア

2025年、過去最多の出没件数となった札幌市内では、不安な日々を過ごされた地域の方も多くいると思います。
「今年も同じようになるのだろうか」と気になると思いますので、まずはその地域についてお伝えしていきます。

2025年、特に出没確率が高まっていたエリア

2025年に、特に出没確率が高まっていたエリアに、クママークを置きました。

2025年秋時点のクマ予報マップ。桃色のエリアが出没確率30~40%。クママークのエリアは50~70%

次の5カ所です。
①手稲区手稲金山・稲穂
②西区西野・平和
③南区藤野
④豊平区羊ヶ丘
⑤三角山~藻岩山周辺

このエリアは、2025年の秋の段階ではベースの30~40%からさらに上がり、出没確率50~70%にまでなっていたといいます。
2026年はどうなるのか、それぞれについて解説していきます。

まず①~③についての予報は、「去年ほど大変にはならないでしょう。少し落ち着きます」。
その理由は、「去年のうちに市が対処をしたから」です。

出没情報が積み重なると、「そんなにたくさんクマが増えているんだ」と感じてしまいますが、実はその大半は同じクマです。
なので、むやみやたらに対策をするのではなく、繰り返し住宅地に現れたり、被害を出したりするクマ、「問題個体」に注目して対処するのが重要です。

①札幌市手稲区手稲金山・稲穂

2025年10月・札幌市手稲区 自動撮影カメラに映ったクマ(札幌市提供)

手稲区では2025年9~10月にかけて、手稲金山や稲穂で、クマの目撃のほか、フンや爪痕などの出没情報が相次ぎました。

10月15日には手稲金山の高齢者施設の敷地内でクマの痕跡が見つかり、17日には施設利用者に目撃されるなど、繰り返し来ている様子が確認されました。18日にも施設の関係者が隣接する林の中にいるクマを目撃して、警察に通報しました。クマは現場付近に居座り、その後駆除されました。

札幌市は、このクマが稲穂に出没していたクマと同じ個体と見ています。
そのため、去年の秋のような連日の出没のリスクは下がりました。

ただ、どのエリアでも1頭駆除すればリスクがゼロになるわけではなく、次のクマが入ってきたり、定着したりしないようにする対策が必要です。
実際に手稲区では、駆除の後も近くで数件、出没情報が寄せられています。

ですので「晴れ」ではなく「くもり」ですが、2025年秋に60~70%くらいまで高まっていたリスクは、ベースの30%ほどに落ち着いたということです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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