2026.05.08
暮らす札幌市と、市が調査業務を委託しているNPO法人EnVision環境保全事務所の専門家に、市内全域のざっくりとしたクマ出没確率を聞きました。
まずは、2026年に限らず、ここ数年、注意度が高まっているエリアについてお伝えします。

札幌市を上空から撮影した画像です。山と住宅地の距離が非常に近いのがわかります。
クマ予報マップは、まず大まかに、山を黄緑、住宅地を白で塗り分けて作成しました。
(※用語説明:「出没」=目撃とは区別して、足跡などの痕跡も含めています)
(※山奥は塗りつぶしを省略しています)
(※細かい住所単位ではなく、札幌市全体を俯瞰して見た状態で、おおよそで塗りつぶしています。自宅にギリギリかかっていないから大丈夫…ではなく、クマは移動しますので、移動範囲も含めて大まかにとらえてください)

山と住宅地が接するエリア、桃色で塗りつぶしている範囲が、「出没確率30~40%」という予報です。
それ以外のエリアも、出没確率はゼロではありません。
まず「出没確率30~40%」のエリア。
山と接していたら出没リスクが高いのは当たり前…と思うかもしれませんが、少し前まではそうではありませんでした。
それは去年までの実際の出没マップを振り返るとわかります。
こちらは2007年の札幌市内のクマ出没マップです。

続いて、2012年はこちら。

そして、こちらが2025年です。

この20年ほどで、出没エリアが住宅地側へと次第に広がっているのがわかると思います。札幌市では例年、最も出没件数が多いのは南区ですが、中央区や西区、手稲区も状況が変わってきています。
この傾向から、「これまでクマが出たことはない」と思っている地域のみなさんも、じぶんごとにしてクマ対策を考えなければいけない、ということが示唆されます。
次に、白になっている住宅地も、「出没確率0%」ではない理由をご説明します。
パートナーメディア