2023.10.08

深める

“男性どうしの両親”として。赤ちゃんを産み育てた半年間と、忘れられない命…ひとつの家族の選択肢

涼しい風に、時折秋の訪れを感じるようになった、9月の札幌。
公園を散歩する、家族のひとときです。

赤ちゃんを抱き上げているのは、きみちゃん。
からだは女性、こころは男性のトランスジェンダーです。

その隣で赤ちゃんを見つめるのは、きみちゃんのパートナー・ちかさん。
からだは男性、こころは男性ですが、日によって女性寄りの日もあって、好きになるのは男性だけ。
きみちゃんについて、「ひとりの人間として優しいし、頼りになる」と話します。

2人は、「こころが男性どうし」のふうふです。

左がちかさん、右がきみちゃん

2年前、2人の間には、新しい命が宿っていました。
しかし、2021年12月28日。2人は赤ちゃんと、思いがけない形で対面することになりました。

これまで連載「忘れないよ、ありがとう」でお伝えしてきましたが、ことしの初め、2人からある知らせが届きました。

記者の「わたし」の目線で見つめてきた、連載のその後をお伝えします。

連載「忘れないよ、ありがとう」続編

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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