
函館のまちを歩けば、あれもこれも。いつの頃からか、この人が手がけた看板や文字を、誰が書いたかわからないままどこかで見ていることにあなたはお気づきだろうか。
『4410STUDIO』主宰の戸館慶人(よしと)さんは、函館では数少ないプロのサインペインター。いまから12〜3年前の20代後半から、本業である外壁専門の大工のかたわら個人でサインペイントの仕事を引き受けるようになり、函館にある数々の店舗の看板や宣伝物を手がけてきた。

その仕事の一例は次ページから掲載するが、彼がこれまで手がけてきたのは大三坂ビルヂング(末広町)、航路(末広町)、CASANOVA(宇賀浦町)、森彦 函館元町(末広町)、ミルブラウン(本通)、豚丼ポルコ(松風町)、LOFT HAKODATE(末広町)、HOMIE(入舟町)、さらに最近オープンして話題の服屋・NOT THE SAME(梁川町)やジェラートショップのTESORO GELATO(七飯町)など枚挙にいとまがない。

サインペイントとは古くからアメリカで広がった看板技法で、端的にいえば筆と塗料を使って「手描き」で仕上げる技術のこと。
10代のころからUSAカルチャーが大好きだった戸館さんは、アメリカのサインペイントの中でも「ピンストライプ」(※ペンキと特殊な筆を使いフリーハンドで描いた細かい線で構成された模様や図柄)の世界に惹かれ、20代から独学でサインペイントの勉強に打ち込んだ。
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