2026.06.30

食べる

「なにを注文しても旨い」グルメ通も唸る料理の数々 工夫とひねりが効いた味付けの大人の酒場

最近の大門、ここが気になる。『居酒屋tabo』

一手間かけた料理の数々 音楽談義も楽しい酒場

場所は、生粋の函館っ子には「昔、大森交番があったあたり」といえばピンと来るだろうか。さらにもっとさかのぼれば、大森遊郭があった時代は郭の出入口にあたる大門(おおもん)があったあたり。

2024年にオープンした『居酒屋tabo(タボ)』は、店主・藤田孝夫さんの手料理と酒が愉しめる大人の酒場。昭和29年生まれの72歳で、店を開いたのは69歳のとき。

料理に目覚めたのは40歳という遅咲きだが、定番の居酒屋料理にひと手間・ふた手間加え、味付けやソースにひねりを効かせたメニューの数々はグルメ通を唸らせる。また品書きに白飯や味噌汁があるので、これに単品料理を2品ほど注文すればちょっと豪華なオリジナル定食が完成。晩飯処としても、旨い料理を肴に腰をすえて飲むにも格好の店だ。

つくね焼き(おろしポン酢・700円)と、クリームチーズとしば漬けの変わりポテサラ(650円)。あらゆる料理の味付けやソースなどに工夫とひねりが効いている。

藤田さんが生まれ育ったのは栄町付近。若い頃は、歩いて行って帰れる大門が格好の遊び場だった。

「昔は夜中の2時3時まで人がたくさんいてね。この辺はもちろんだけど、大森稲荷神社の手前まで飲み屋さんがビッシリあったよ。やっぱり大門に愛着があるから、店をやるなら大門と思ってね」

余談だが、藤田さんは10代の頃から音楽活動に明け暮れ、1970年代の終わりからはフォークバンド『毒りんご』のメンバーとしてライブに多数出演し、同時代のバンドマンなら誰もが知る存在。

函館における第一次バンドブームをよく知る藤田さんとの音楽談義も楽しく、話に花が咲くとこちらの酒がさらにすすむのであしからず。

なにを注文しても旨い。客は大人ばかりで、落ち着いた雰囲気が嬉しい。

【食彩和楽 居酒屋tabo】
北海道函館市松風町1-14 1F
090-7516-5573
Instagram @izakayatabo

***
peeps hakodate vol,148 「特集 ネオ・大門ラプソディー Neo Daimon Rhapsody」より

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