2026.08.23

食べる

「1週間のうちにまた食べたくなる」札幌の老舗洋食店がつなぐ伝統のデミグラス

店の創業は1959年。

祖父の西川昭二さんが、平岸で牛乳や軽食を販売するミルクホールをオープン。
お客さんが増え、レストランに成長していきました。

その10年後、二号店という形で円山に「レストランにしかわ」がオープン。
その際に初代は、札幌のグランドホテルからシェフを引き抜き、本格的な洋食を楽しめるようにしたのです。

誠吾さん:「その頃はグランドホテルに勤めて、その方たちがいろいろな洋食店に派遣されるっていったらおかしいですけど、そういう時代だったんですよね。ベースがずっとあって、ちょっとずつ改良を加えられていって、お客さんに認知され始めたのがこの30年くらい」

その後、さまざまなシェフが「にしかわ」の厨房に立ちますが、作り方は同じ。
誠吾さんも先代の料理長、大村さんに教わりました。

誠吾さん:「その方も前の方のレシピを受け継いで、彼がアレンジしたものをぼくがまた引き継いで。2、3年は大村さんの下で勉強させてもらいました」
番組スタッフ:「どういう方だったんでしょうか?厳しかった?」
誠吾さん:「あー、これもまた僕は本当に恵まれているんですけど、すごく優しい人でした。ほめて育てるじゃないですけど。今の時代の先取りみたいな感じかも」

とはいえ、料理はほぼ未経験だった誠吾さん。
2代目であり父の誠一さんは、そんな息子を気にかけていました。

誠吾さんが修行をしていた2016年のある日。
初代の昭二さんが店にやって来ました。

誠一さん:「朝に来て昼ごはんを食べて帰るってそういうスタンスだったんです。『これはおいしいな、これ誰が作ったんだ?』って言ったら、誠吾の作った料理だったんですね、そのとき。そしたら『これで安心だな』って。一言もらったのが…本当にうれしかった」

誠吾さん:「やっぱりふとしたときに出る言葉といいますか、人づてじゃないと聞けないので、うれしいですよね」

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