2026.07.02
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そんな日々の中で、あるお客さまがふと口にした言葉が忘れられないといいます。
「岩内町は『せわしなくないマチ』でいいね」
本当にその通り、と、斎藤さんはしみじみとうれしそう。
「岩内岳の裾野にある円山展望台からの夜景もキレイですし、夏には大きなお祭りが2つあってそれもおすすめですよ」
海もあって山もあって、自然豊か。生活に困らない便利さもありながら、時間が穏やかに流れている。
「本当にいいマチだなと改めて感じていますが、それもやっぱり一度マチを出なかったら絶対に感じられなかった。外に出たあの時間が今に生きていると思っています」
そして力強く、誇らしくこう話してくれました。
「これ以上、自分の出自が生かせる場所はない、とても充実しています」

北海道の地方のマチで、地元に根付き、地元の魅力を伝える…
斎藤さんが一度はマチを出ながらこの道を選び、決断していく「きっかけ」で大事にしていることは何なのでしょうか。
その問いに「周りとの縁を大事にしていくこと」と答えてくれました。
「周りに誇れる姿でいることで、縁がつながっていくのだと思います。そこに選ぶ道があるのかな。そして、家族や周りの人に誇れる選択なのかを考えて決断していく…それを大事にしています」

今の目標は、祖父の時代から続く実家をリフォームすること。
「そのときは絶対に、地元の岩内町の企業にお願いしようと思っています。それが私なりの地元への恩返しのひとつでもあるんです」
一度町を出たから気づけた、故郷のすばらしさや家族のありがたさ。
さまざまな仕事を経てたどり着けた、生まれ故郷を誇れる仕事。
人口減少、人口流出は、北海道の地方のマチでとても深刻な問題です。
そんな中見えた地元出身だからこそできる温かなおもてなしに、これからのヒントが見えてきます。
北海道岩内郡岩内町野束505
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文:木村
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2026年3月)の情報に基づきます。
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