2026.07.02
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髙島旅館で働くなかで斎藤さんの心を大きく動かしたのは社長のまっすぐな「地元への思い」でした。
「うちの旅館はリピーターが7割ほど。旅の目的にしてくれている方がとても多いです。社長は『旅館を有名にすること以上に地元・岩内町を有名にしたい』と話していて、その地元愛や志に私自身もすごく刺激を受けています」
夏には花火を上げるイベントを開催したり、町内をめぐるツアーを企画したり…。
それだけではなく、地元の方に向けては、5月、町内で断水が続くなか温泉を無料開放したことも。
自分の利益だけでなく、町のためを思って行動する背中を見て「お客様が何を求めてここに来てくださっているのかをより考えるようになりました。配膳1つももっともっと丁寧に…という意識が高まりました」と斎藤さんは話します。

こうして、斎藤さんの中には「自分にしかできないおもてなし」への想いが芽生えはじめました。
「うちの料理は本当に自慢で、おいしいものを食べたときに勝る感動はないな、とお客様をみていても思います。私は作っているわけではないですがその価値をより高めていきたいと思って」
リピーターはすでに料理の知識も豊富な方も多いのでどうやって新たな感動を生み出せるかも考えるのだといいます。
「私がちょっと付加価値を高められるとしたら、お料理がどんな風に手が込んでいるのか、この食材はどんなルーツでここにきたのか…隙あらば板長や女将さんに質問しながら常に情報をアップデートしています」

料理だけではなく岩内出身だからこそ知る地元のおすすめスポットをご案内することも。
「聞いていただいて、自分でも調べる中で改めて地元の美しさや面白さに気づくことも多いです」
さらに今苦労しているのが日本酒の知識だそう。
「私自身はあまり飲まないのですが、おいしいお料理に合うお酒を提案ができるようになりたいです」と向上心が尽きません。
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