2026.07.02

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北海道で一番予約が取れない人気宿「ここ以上に自分を生かせる場所はない」地元出身女性のおもてなし

母との縁から「髙島旅館」へ

地元へ帰ってきた斎藤さんはその後、アパレルショップで勤務しましたが、まだまだ働きたい!と別の居場所を探していました。

今働いている、地元の「髙島旅館」を繋いだのは、清掃スタッフとしてすでに勤務していた母でした。

「最初はとにかく実家から通えるところで、早くお金を貯めたいし働きたいと思って、何とか母に頼み込んで入れてもらえないかということで」

人口が少なくなりつつある地元で、働き口はそう多くない…この先に不安を抱えていた斎藤さんですが、髙島旅館の社長・高島将人さんは斎藤さんのことを心から歓迎してくれたといいます。

「岩内町で生まれ育った人が戻ってきて岩内町の旅館で働いてくれることは、本当にうれしい!」

温かく迎え入れてくれたその言葉が「何よりも心強かった」と話す斎藤さん。
「ここで体力の続く限りがんばっていこう」と決意し、全国にも知られる有名旅館の旅館スタッフとしてスタートを切ったのです。

目が回るほど忙しい。けれど、心は満たされる日々

旅館スタッフの仕事は、決して楽ではありません。髙島旅館は、スタッフ総勢約20名。

斎藤さんと同じ「中居さん」ポジションは6〜8名のシフト制。
少数精鋭で、朝から晩まであらゆる仕事をこなします。

ある日は、午前10時に出勤すると、まずは朝食のあと片付け。ロビーの清掃、部屋のシーツの回収サポートなど多忙な午前中を過ごします。

午後も、その日使う食器の用意、ビールサーバーのセッティング(髙島旅館ではロビーでクラフトビールが楽しめます!)、タオル等の洗濯、午後3時からはフロントでチェックインを担当し、夕食時には配膳へ…。目が回るような忙しさ!

「今でこそ、考えなくても次は何をするか、体が動くようになりましたけど、最初は本当に大変で…」

さらに、指導してもらいながら覚えていくときよりも、少し慣れてきてからが不注意での大きなミスが出やすくなり注意をしていたといいます。

「特にうちの旅館は連泊していただくお客様は毎日メニューが変わります。夕食の配膳で違う品物を出してしまって、カバーしていただくのが大変だった…ということもありました。今は本当に細心の注意をはらうようにして、お客様にお料理を堪能していただくように心がけています」

この仕事の魅力については「人の役に立っているという実感が持てること。これまでの2倍も3倍も感じています」と斎藤さんは言い切ります。

多忙な日々を乗り越える元気のもとのひとつが、料理自慢の髙島旅館の「まかない」!

女将さんがすべて手作りしてくれるまかないは、いつも7~8品ほどのおかずが並ぶのだそうです。

「小皿が何枚も並ぶやさしい味のまかないが本当においしくて大好きで!温かさとありがたさを感じています」

さらに仕事が終わったあとに、源泉かけ流しの温泉に入れるのも、一日の疲れを癒す最高のごほうびです。

「こんなに恵まれた環境は他にないんじゃないかって、とてもありがたく思っています」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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