2026.06.27

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築109年の質蔵が、魔法にかけられて。古さと新しさが合わさった空間の不思議な魅力【函館】

古さと新しさのミックス

質蔵に残されていたものをギャラリーのように装飾した2Fフロア。中心にシンボルのように飾られたボディに着せた洋服も、棚に飾られたハット、トランク、重箱などもすべて質蔵から出てきたもの。また温かい飲み物を提供する際に使う鉄瓶や、プリンや杏仁豆腐の容器として使う茶碗も質蔵のものを再利用。

「函館らしい店にするという点については、かなり意識してます。開港都市ですから、世界各国の人が出入りすることで、それぞれの文化の“いいとこ取り”で街が形成されたところがあるじゃないですか。古さと新しさがミックスされているというか。それがこの建物だったら表現できるかなと思ったんです」

木村さんが言うように、正面入口ののれんをくぐってすぐにひらけるカウンタースペースは、洗練された都会的なコーヒースタンドのような趣き。一方、客席がある蔵のエリアに入った途端に大正から昭和初期にかけての風情をまとった空間が広がる。

日用品や生活用具、洋服、小物など、質蔵にずっと残されていた不用品を装飾品として再利用し、まるで現代的なギャラリーのように店内を演出。古さと新しさがグラデーションになった不思議な魅力をもつ場所として見事に生まれ変わった。

【cafe' Mägin】
北海道函館市宝来町33-2
cafe8magin (at) gmail.com ※ (at) は @ に置き換えて下さい 
Instagram @magin_cafe

***
peeps hakodate vol,147 「時を超えて愛おしい。2026」より

peeps hakodate

函館の新しい「好き」が見つかるローカルマガジン。 いまだ開港都市としての名残を色濃く漂わせる函館という街の文化を題材に、その背後にいる人々を主人公に据えた月刊のローカルマガジン。 毎号「読み物であること」にこだわり、読み手の本棚にずっと残り続ける本を目指して編集・制作しています。(無料雑誌・月刊/毎月10日発行)

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