2026.06.27

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築109年の質蔵が、魔法にかけられて。古さと新しさが合わさった空間の不思議な魅力【函館】

時を超えて、よみがえった建物 ―魔法をかけられた、築109年の質蔵。

cafe' Mägin(宝来町)

2024年3月にオープンして以来、噂が噂を呼び平日・週末問わず客足が絶えない状態が続いている『カフェ マギン』。店名はスウェーデン語で「魔法」を意味するが、同店は文字通りその魔法をつかって、築100年以上が経過した知られざる古建築を現代へとよみがえらせた。

オーナーの木村タクミさん。「自衛官はどのみち50代半ばから第2の人生を始める運命。おそらく定年まで勤めるであろう同期よりも、私は5〜6年だけ早く動き出したという感覚です」。

オーナーは木村タクミさん。高校時代までを地元の道南で過ごし、大学進学とともに故郷を離れ、卒業後は自衛隊に入隊。航空自衛官を25年近く務め、北は道央の当別町、南は沖縄まで全国各地の基地に赴任。退官する前、最後に着任したのは東京・市谷の防衛省本庁だった。

木村さんが退官したのは48歳のとき。ちなみに若年定年制を導入している自衛隊では50代半ばで定年となる。

蔵の入口部分は、堂々とした重厚感を上部に飯田質店の屋号「井」が刻まれている。

「定年前にやめることについては、まわりから散々言われました。もう少しなのに!とか、もったいない!とか(笑)。でも目先の退職金をもらってから第2の人生を始めることより、別にチャレンジしたいことが見つかったんであれば、それを成功させるために挑戦する方が、受け取る退職金の金額以上に価値があると思ったんです。

退路を断ってでも店を始めたいという、そのテンションを大事にしたかった。動き出すことを先延ばしにしてたら、おそらくその熱量も下がるんじゃないかって。人生は一度きりなんで、始めるんだったら熱量がピークのうちにという感じです」。

peeps hakodate

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