まるでご褒美のような物件

店は3ブロックに分かれており、のれんがかかった正面入口を入ってすぐがカウンターとキャッシャーがあるスペース、左の蔵の部分は2階建となっており、上階・下階とも客席でインテリアを変えている。ミントグリーンに塗られた屋根は、さりげなくハリストス正教会を意識した色合いに。
自身のカフェ開業を志し、定年前にリスクを背負って自衛官をやめた木村さんの前に、まるでご褒美のような物件が現れた。
宝来町の片隅にひっそりと残っていた、1917(大正6)年築の旧飯田質店の店舗と質蔵だ。大正10年と昭和9年にそれぞれ起きた2度の大火により焼け野原となった宝来町で、奇跡的に生き残った建物だった。
この街で店をひらくなら「函館らしさ」にこだわりたい。そう考えていた木村さんは、不動産屋を通した最初の内見でほぼ即決したという。



1Fでは物販の棚があり、ドイツ『マルチ・ヴィタ・ヴィーノ』のフルーツワイン各種、『ランドロマットアンドタブ』のランドリー&バスアイテム、『クラウス ポルト』のフレグランス、『ダウニー』の柔軟仕上げシートなどをセレクト。「私個人が好きなものだけを選んでます。最悪、売れなくても自分が購入して使えばいいと思うものしか置いてません(笑)」。
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