2026.06.22
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フランスの美術館に残る15世紀の写本には、農民たちがブドウを摘み取る様子が描かれています。
当時、ブドウの収穫は9月下旬でした。
しかし、ワインの一大産地として世界的に知られるブルゴーニュ地方では、同じ15世紀の教会の記録に、こんな一節が書き留められています。
『1487年9月6日。収穫のため、農夫を雇う』(ブルゴーニュの教会記録より)
ワイン用のブドウは、気温のちょっとした変化も収穫時期に現れます。
通常であれば、9月下旬だった収穫時期が、数週間も早まったことで15世紀の人たちは気候の異変だと感じ取り、書き残していたのです。
同じように収穫時期の異変を、いま感じ取っている人が、北海道の岩見沢市栗山町にいます。

KONDOヴィンヤードの近藤良介さんは農耕馬を使って、ワイン用のブドウ畑を耕しています。
「馬耕は農業の原点みたいなもの」
ワイン造り20年目の近藤さんは、収穫時期の変化を強く感じていると話します。
「2019年くらいから劇的に変わってきて、収穫時期は早まっています。最近になって、ここのブドウ畑の収穫は9月の終わりくらいから始めています。誰も経験していない、これからの温暖化の時代と向き合うことになります」
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