2026.06.22
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世界的なミュージシャン・YOSHIKIさんも去年、小樽市の隣にある余市町のブドウ畑を訪問。
北海道産のワインへの強い思いを言葉にしました。
「北海道にいいワインがあるだけではなく、今後の輸出産業の一つになればと思っています」
YOSHIKIさんはいま、北海道産のワインを、世界に発信するプロジェクトを進めています。

一方、ヨーロッパの大学などで構成する研究チームが2023年、深刻な未来予測に関する論文を発表。そこにはこう記されていました。
『このまま温暖化が進めば、今世紀末までに、ヨーロッパの伝統的なワイン産地の約55%が失われる可能性がある―』
ポルトガル、イタリア、ギリシャなど、南ヨーロッパの伝統的な生産地が地図から消える可能性もあるというのです。
そして、この論文を発表した研究チームによると、最も厳しい温暖化シナリオの場合、ワインの産地はこれまでより、北へ900㎞も移動すると予測しています。
北海道は、その900㎞北上した先と、ほぼ同じ緯度上にあります。
実は以前とは大きく異なる変化が、北海道でも顕著になっています。
農研機構・気候変動対応グループの根本学さんが教えてくれます。
「北海道では近年のワイナリーの増え方が急激で、思った以上に北海道でワイン栽培をしようとする人が増えています」
北海道で育つワイン用のブドウの品種は、かつて限られていました。ところが気候の変化とともに、栽培できる品種の幅が広がってきていると根本さんは話します。

「北海道では夏が冷涼でブドウの品種であるピノ・ノワールなどは栽培できない状況でした。それが、いま夏の気温の上昇というのが結構顕著なので、ヨーロッパの有名なブドウがうまく醸造できるようになってきました」
かつて「寒すぎる」と言われた北海道で、以前なら難しかった世界の品種の栽培が可能になり始めています。
2050年には北海道のほぼ全域が、ワイン用のブドウ栽培に向く気候になる…、そんな予測さえ示されています。
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