2026.05.27
食べる
1933年創業。帯広駅前に店を構える「ぱんちょう」が、豚丼発祥の店です。
しかし、取材には厳しい店としても知られています。
今回は顔を写さない条件で、特別に取材許可がおりました。
ついに、草分けの豚丼と対面です。
90年以上守り抜かれた秘伝のタレが黄金色に輝く、これが元祖豚丼です。
元祖豚丼の「ぱんちょう」山田美鶴店主は「戦争前、祖父がみんなに元気がつくものを作れないかと考えて、十勝に多くいる豚を使おうと考えた」と明かします。
創業者の阿部秀司氏は、過酷な気候の中で働く開拓者たちに活力をつけて欲しいと願っていたといいます。
精がつく、スタミナのつく食べ物はないか?
…そのヒントになったのが、ウナギでした。

「スタミナがつくといえばウナギ。試行錯誤のうえ、できあがったのが豚丼で、完成までには10年かかったのではないかと」
なんと、豚丼は「ウナギへの切ない憧れ」が生んだ、知恵と想いの結晶だったのです。
庶民には手が出ないウナギの代わりに、身近だった豚肉をウナギのタレで焼き、誰もが手軽に食べられるスタミナ料理を生み出しました。
さらに、全国へと広がった理由には、初代の驚くべき決断がありました。
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