2026.05.21

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いつ見ても愛おしい、あたたかい作品世界 羊毛フェルトとの出会いと数奇なご縁

これからの展望

昨年末、大阪・梅田で行われたクリスマスマーケットに出品したサンタ作品。色はタンパク質繊維用の酸性染料で自ら染め上げた。

自由なものづくりの環境を手にした玉山さんの作品は、いま北海道の枠を越えて全国の人々の目と手に触れられている。弘前や宮城のギャラリーへの出展、東京・代官山でのイベント販売、さらに昨年末には大阪・梅田スカイビルで行われた50万人規模のクリスマスマーケットからも出品依頼が寄せられ、大量のサンタ作品を制作した。

七飯町の陶芸家・竹田武司さんとのコラボ作品。竹田さんがつくったティーポットに合わせてウールカバーを制作。保温性のある羊毛の特徴を生かした。

「いまはとにかく時間と体力が許す限り『つくり続けること』に全力を注いでいます。体力だけは自信があるので(笑)。いままで、つくりたくてもつくれなかったものはたくさんあるので、それを一つずつね。

60を過ぎたら、今度は『渡していくこと』にシフトできたらいいなって。帯広や芽室で教室をやっていた時代からいままで、教室を開催するたびに生徒さんに渡してきた手書きの資料はすべて残してあるんです。だから本当に羊毛フェルトに興味をもってくれて、目がキラキラしている人に技術だったり知識を渡していけたらいいなと思ってます」

函館デザイン協議会の会員作品展用に制作したセミクジラの作品。出品テーマは「架空の市電を考える」。

peeps hakodate

函館の新しい「好き」が見つかるローカルマガジン。 いまだ開港都市としての名残を色濃く漂わせる函館という街の文化を題材に、その背後にいる人々を主人公に据えた月刊のローカルマガジン。 毎号「読み物であること」にこだわり、読み手の本棚にずっと残り続ける本を目指して編集・制作しています。(無料雑誌・月刊/毎月10日発行)

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