2026.05.18

暮らす

「犬」が「クマ対策」を変える?ベアドッグと解決したい3つの課題とは【北海道・札幌】

調査をすると、分析ができ、対策ができる

この連載の中で、5月頭にお届けした「クマ予報2026」。
札幌市と専門家への取材に基づき、市内でことしクマの出没が予想され、特に対策を意識してほしいエリアについて解説しました。

2026年4月時点でのクマ予報マップ。桃色のエリアが出没確率30~40%。クママークのエリアは50%

その中で、特に対策を意識してほしいとしていた「豊平区羊ケ丘」周辺では、実際に5月3日と7日、13日、14日と、相次いでクマの出没が確認されています。

5月14日午後8時半ごろ、羊ケ丘で札幌市が設置した自動撮影カメラで撮影されたクマ(画像提供:札幌市)

なぜこうした「予報」ができるのか。
それは札幌市とEnVision環境保全事務所が、20年近くにわたって「クマの情報」を蓄積してきたからです。

5月15日、羊ケ丘での現地調査で発見されたクマの足跡(画像提供:札幌市)

出没を受けての現地調査では、足跡やフンなど痕跡がないかを探し、本当にクマかどうか、クマであればどんなクマかを分析します。
ときにはフンや体毛からクマのDNAがとれることもあり、そのデータを蓄積して、同じクマが何度も来ている/何が原因になっている、などの具体的な分析に生かしてきました。

家庭菜園のリンゴを食べるクマ(2019年・札幌市南区)

人が管理しなくなった畑にある「放棄果樹」が、クマが人の作物の味を覚えて住宅地に近づく原因になっていることを突き止め、放棄果樹を撤去するボランティア活動につなげた事例もあります。

この対策をした地域では出没数が大きく減っていて、効果が見られています。

放棄果樹撤去のボランティア(2020年・札幌市南区)

調査をすると、分析ができ、対策ができます。
その積み重ねが、安心と安全につながります。

しかし今、EnVision環境保全事務所は、「人の力だけでは追いつけないほど事態が深刻化している」と感じています。
そこで考えたのが、パートナーとして「犬」を迎えること…「ベアドッグ」の導入です。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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