2026.05.18
暮らすこの連載の中で、5月頭にお届けした「クマ予報2026」。
札幌市と専門家への取材に基づき、市内でことしクマの出没が予想され、特に対策を意識してほしいエリアについて解説しました。

その中で、特に対策を意識してほしいとしていた「豊平区羊ケ丘」周辺では、実際に5月3日と7日、13日、14日と、相次いでクマの出没が確認されています。

なぜこうした「予報」ができるのか。
それは札幌市とEnVision環境保全事務所が、20年近くにわたって「クマの情報」を蓄積してきたからです。

出没を受けての現地調査では、足跡やフンなど痕跡がないかを探し、本当にクマかどうか、クマであればどんなクマかを分析します。
ときにはフンや体毛からクマのDNAがとれることもあり、そのデータを蓄積して、同じクマが何度も来ている/何が原因になっている、などの具体的な分析に生かしてきました。

人が管理しなくなった畑にある「放棄果樹」が、クマが人の作物の味を覚えて住宅地に近づく原因になっていることを突き止め、放棄果樹を撤去するボランティア活動につなげた事例もあります。
この対策をした地域では出没数が大きく減っていて、効果が見られています。

調査をすると、分析ができ、対策ができます。
その積み重ねが、安心と安全につながります。
しかし今、EnVision環境保全事務所は、「人の力だけでは追いつけないほど事態が深刻化している」と感じています。
そこで考えたのが、パートナーとして「犬」を迎えること…「ベアドッグ」の導入です。
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