2024.03.19
暮らす実は避難所の段ボールベッドは5台に限られています。
そのため、札幌市危機管理課の山口凌さんは「まずは高齢者、障害のある方々に使ってもらい、その後は協定を結んでいる事業者の方から配送してもらう」と説明しました。
さらに、現在折り畳み式の簡易ベッド1万台を調達しているとのこと!
2024年度以降に各避難所に備蓄を開始する予定なんだそうです。
床から少し高さをおいて寝るだけでも寒さはずいぶん違います。
他にも、毛布や段ボールを持参し、マットの下に敷くだけでも防寒対策になるといいます。
そして避難生活で大事なものについて、澤田くんからこんな質問。
「食料はどれくらいあるんですか?」
札幌市で備蓄されているのは約11万人の2日分の食料。
アルファ化米やビスケット、おでん缶などがあるといいます。
CeMI気象防災アドバイザーは志田昌之さんは「私だったら2~3日食べられる食料を持っていく」と話します。
というのも実は、札幌市の第4次地震被害想定によると、発災1週間後には約83万食の不足が生じると想定されているんです。
そのため、個人で最低3日分、できれば1週間分の食料を備蓄した方がいいのだといいます。
他にも避難所には、生理用品などの衛生用品を始め、カセットコンロ、プライベートを確保できるパーティションなど、様々な物が備蓄されています。
澤田くんは「備蓄品は、なるべく使わない方がいい。備蓄は備蓄だけど、自分の非常用持ち出し袋の食べ物や飲み物を使い切っちゃった時に、使った方がいい」と話します。
CeMI気象防災アドバイザーの志田昌之さんも「自分で持ってこれるものは持ってくることが大事」と心構えを教えてくれました。
調査結果です。
「絶対!大丈夫!!」とは言えないけれど、行政の防災対策は強化中。
それでも自分で備えることも大切です。
文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年3月8日)の情報に基づきます。
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