北海道紋別市の郊外にある、この春に閉校する小さな小学校に通う唯一の児童。
「最後の卒業生」として、歴史ある学び舎からの巣立ちまであとわずか。
学校や地域の人たちに支えられる中で、将来の夢を見つけました。
大谷選手から贈られたグローブを手にしたのは、たった一人の児童、6年生の古屋智貴くんです。
オホーツクの紋別市にある小向小学校。
教室では、担任の小橋百合香先生と2人っきりの授業です。
戦前から酪農を中心に発展した紋別の小向地区。
中学校も併設していた最盛期には、300人以上の児童・生徒が通っていました。
しかし、過疎化で児童数も減少。
古屋くんが入学した時に、7人いた児童も、いまは1人になりました。
そしてこの春、古屋くんは、「最後の卒業生」として小向小学校を巣立ちます。
その閉校式での古屋君のあいさつは…。
「小向小学校は人を集め、人に愛され、人を育てる場所でした。ここで過ごした思い出と経験を力に、僕はこれからも強く生きていこうと思います」
とはいえ、6年生で1人だけになった古屋くん。
さみしくはなかったのでしょうか。
たずねてみると、意外な答えが返ってきました。
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