撮影を終えて、山田さんはアシㇼパ役を演じた印象をこう答えます。
「原作にアシㇼパ自身が『私は新しい時代のアイヌの女なんだ』というセリフがありますが、そういう考え方がとても好きだし、演じる上でも大事にしていました。北海道で撮影ができたことで、アシㇼパが見てきたであろう風景の中で演じることができ、よりアシㇼパの想いを表現できたように思います」
最後に、久保監督にアイヌ文化の魅力を聞きました。
「この大地での暮らしに宿るもの、カムイが存在し、その大義も存在する。その考え方が、やはり感慨深いです。
大地と共に生きる意味を永遠に伝承していく文化が本当に魅力です」。
山田杏奈さんや久保監督をはじめ、多くの出演者やスタッフの思いが詰まった映画「ゴールデンカムイ」。あなたも映画を鑑賞した後、ウポポイを訪れて、実際にアイヌ文化に触れてみてはいかがでしょうか?
映画「ゴールデンカムイ」は大ヒット公開中
「ウポポイ(民族共生象徴空間)」
北海道白老郡白老町若草町2丁目3
※車で札幌から約1時間、新千歳空港から約40分
Sponsored by アイヌ民族文化財団
※2024年2月時点の情報に基づきます。
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文:Sitakke編集部 連載 『ゴールデンカムイ沼』特集