2024.02.05

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映画「ゴールデンカムイ」アシㇼパ役の山田杏奈さんと久保監督が訪れた「ウポポイ」とは

全国で大ヒット公開中の映画「ゴールデンカムイ」。北の大地を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、厳しい北海道の大自然の中で、一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちによって繰り広げられる、埋蔵金争奪の冒険サバイバル・バトルアクションです。

原作は、「マンガ大賞2016」や「第22回手塚治虫文化賞『マンガ大賞』」に選ばれた累計2700万部を突破した、北海道出身の漫画家、野田サトルさんの同名コミック。北海道の歴史、狩猟、グルメなど文化的要素も丁寧に織り込まれた比類ない作品として、高い評価を得ています。

山田杏奈さん 役作りへの意気込み

ゴールデンカムイの世界観において、重要な要素のひとつになるのが「アイヌ文化」です。

©野田サトル/集英社 ©2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

「実際にアイヌ工芸家の方達に作って頂いた衣装や小道具は身に着けるだけで心強かったです」と答えるのは、アイヌの少女・アシㇼパ役を演じた山田杏奈さん。

2018年公開の映画「ミスミソウ」で映画初主演を務め、2023年に公開された、柳田國男の「遠野物語」に着想した映画「山女」では、主人公・凛役を演じ、第15回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞しました。

若手女優ながら様々な役柄に挑んできた彼女が、今回、取り組んだ役がアシㇼパでした。

撮影に際して、山田さんは「撮影中はアイヌ語・文化監修の中川裕先生や、大叔父役でも出演されている秋辺デボさんにアイヌ語のイントネーションや所作をご指導頂きました。事前には色々な文献を読んだり、二風谷アイヌ資料館やウポポイに行ったりしました」といいます。

この作品に挑む山田さんの意気込みが伝わります。

©(公財)アイヌ民族文化財団

山田さんが撮影前に訪れたウポポイ(民族共生象徴空間)とは、2020年7月に北海道白老郡白老町にオープンした、アイヌの歴史と文化を学び伝えるナショナルセンターです。

アイヌを主題とした日本初の国立博物館のある「博物館エリア」と、伝統的コタンや工芸などを体験できる「民族共生公園エリア」があります。

©(公財)アイヌ民族文化財団

博物館エリアには、伝統的な衣服などが展示されているほか、アイヌの視点でことば、文化、歴史について紹介されています。

また、民族共生公園エリアでは、工房でアイヌ工芸の実演が行われています。制作風景を観覧することができ、実演者との会話が楽しめます。木彫りや刺繍などの作品作りを体験できるコーナーも充実しています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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