2024.01.31

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【ロケ密着③】映画『ゴールデンカムイ』ロケ現場で「ちょっと涙出てきちゃった…」 久保茂昭監督の涙のワケは

「地元のアイヌの人たちのもとで勉強しながら…」映画『ゴールデンカムイ』制作にあたって

インタビュー中の久保監督

(映画製作に取り組むにあたって)、まずアイヌ民族に関する歴史について、しっかり勉強するところから始めました。個人的に、道内の博物館や関連施設を訪れて、いろんな文献も読みました。

今日のこの「コタン」のセットも、美術さんによって素晴らしいものができましたけれど、そういったものも、自分たちのリサーチだけではなくて…地元のアイヌの方たちの協力のもとで、ひとつずつ勉強をさせていただきながら、アプローチしてきたという感じです。一歩一歩、アイヌ文化を勉強しながら作り上げていく…このことを大事にしながら挑んでいます。

「僕自身も“浄化”されながら読んだ」原作『ゴールデンカムイ』への想い

©野田サトル/集英社 ©2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

『ゴールデンカムイ』の漫画を初めて読んだとき、アイヌ文化を知るすごくいいきっかけになる作品だと思いました。これまで、アイヌ文化をテーマにした漫画っていうのはあまり無くて、どちらかというと描かれ方も、アイヌ民族の「かわいそう」な側面にフォーカスしたものが多かった。

でも、『ゴールデンカムイ』の中では、アイヌ民族の方たちが、自分たちの文化に誇りをもって、いきいきと生きている姿が描かれていた。漫画を読めば読むほど、アイヌ民族の魅力をすごく感じました。

もちろん架空の人物ではありますけど、なかでも登場人物たちが、アイヌ文化とか、アシㇼパに出会って、心が“浄化”されていくような物語で…僕自身も浄化されながら読んでいました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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