どんどん経験するために

美味しい、美味しくない、楽しい、つまらない。
どんな経験も、人生に厚みを与えるものだから、どんどん増えていくと素敵だなと思います。

実は、先ほどの食事の時間に、子どもたちに普段ここで、どんなことをしているのか聞きました。すると、できることのバリエーションの豊かさにびっくり。
学習支援と食事提供だけではないそうです。

食事提供の時間に子どもと話す私(学生ライター・わっか)

この学習支援を行っているKacotamでは、『子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト』というものがあるといいます。

このプロジェクトでは、子どもたちが「やってみたい」と話したことを、大人が一緒に企画を立てて、カタチにするまでのお手伝いをします。

これまでには、文房具が好きな子どもが、文房具メーカーに開発のヒミツを聞きに行ったり、メイクに興味がある子どもは、専門学校の協力を得てプロのメイクの方に方法を教えてもらったり…他にも様々なことをしてきたといいます。

私もそんな体験をしてみたかった!人生経験が豊富な子どもたちを、うらやましく思ってしまいました。

そう思ってているうちに、フワッと考えてしまいます。
とても素敵な活動だから、私にも何かできることはないかと。

そこで、Kacotamのスタッフのけーりーさんにお話を伺いました。

けーりーさんと、学生ライター・いーがん

運営資金は企業や団体、個人からの寄付と助成金などでまかなわれており、随時、ボランティアスタッフと寄付金を募集しています。
しかし、現在は資金やスタッフの不足から、子ども支援の追加受け入れを一時ストップしているそうです。

私は学生なので寄付は難しく、学習支援も中々難しいと悩んでいたところ、けーりーさんはこんなことを教えてくれました。

ボランティアには、学習支援のほかにも、事務や広報の活動もあります。
子どもと接するのが苦手な方や、時間に余裕がない方でも、様々な方法で協力できるそうです。他のことでも、Kacotamのサイトでお問い合わせいただければ、その都度お答えするとのことです。

ボランティアなんて考えたこともなかったけれど、私は美術を学んでいるので、Kacotamのチラシを作ったり、子どもたちと工作してみるという形で、応援できたら楽しそうだなと、今は考えています。

ふと話してみたら、けーりーさんは「ぜひ!」と即答。支援に関わるというと複雑なステップを踏まなければいけないと思っていましたが、意外とあっさり。
支援のハードルがグッと下がりました。

子どもたちにはたくさんの経験を積んで人生を広げていってほしいと思いながらも、この取材での経験で人生を広げられたのは私のようです。

「へるすたでぃ」

・認定NPO法人Kacotamの学習支援拠点のひとつで、NPO法人麻生キッチンりあんと連携して運営
・学習支援の前後に、藤女子大学の学生による食事提供も行われている
・北海道札幌市北区北39条西5丁目2-12麻生キッチンりあん
・学習支援を受ける方法、ボランティアメンバーになる方法や、ほかの拠点の情報はKacotamのホームページ等でご確認ください

文:学生ライター・わっか
編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は取材時(2023年9月)の情報に基づきます

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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