2026.10.22

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「猛獣が動ける範囲を定めた檻、それが憲法」逢坂誠二さんから見た今の政治の危うさ【#むちぞん】

逢坂さん)それから「国会議員の任期延長」というのは、確かに災害があった時に選挙ができないから任期延長した方がいいんじゃないかというのは、なんとなく理解できるかもしれないけれど、国民の側から見たらどう見えるかと言うと、自分が一票投じる権利を、本当は7月に投票できたはずなのに、それが半年後や1年後にのびるということですよね。じゃあ、その間に亡くなる人も出てくるかもしれない。

だから、国民の一票を投じる権利という観点から言えば、自分たちの権利が奪われる、制限されるということなんですよ。それから国会議員の側からすれば、本来ここで自分の役割は終わりだったはずなのに、それがのびて、自分に都合のいい方向へ持っていくということなんです。

だから、いずれの観点も立憲主義という意味で言えば、よくよく慎重にやらなければならないものなんだけれど、それをいま、数の力で押し切ろうとしているところに、問題があると思うんですよ。

逢坂さん)1993年、北海道南西沖地震が起きた。あのとき、奥尻島と渡島半島の沿岸部が相当な被害を受けたけれど、実は衆議院選挙の真っ最中だったの。全国で選挙をやっている最中だったけれど、あの状況の中でも奥尻島で選挙をやったのだから。

だから、本当に選挙ができないかどうか、実際の例に当てはめて、現行法で何ができるかを精一杯考えて、八方手を尽くしたけれど「やっぱり災害の時は選挙ができない」ということであれば、私は任期延長などの判断もあり得ると思うの。

でも、今の仕組みの中で選挙ができるかどうかを十分に考えていない。東日本大震災の時に名簿がなくなった町があったけれど、名簿を共同管理・一括管理して復元できる仕組みにすれば解決できるでしょう?そういうことすら、今やっていないわけだよ。

不都合があったら、今の憲法の枠組みで何がやれるかを最大限考えることが大事なの。衆議院の選挙ができないなら、参議院の緊急集会でどこまで権限を持たせるかという議論もしていない。順番がアベコベなんですよ。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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