2026.10.18
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ソムリエとして働くうちに、石田さんは新たな壁にぶち当たります。
「20代半ばの私よりも、お客さまのほうが、明らかにワインに関する経験が豊富なんです。ただ制服を着てソムリエって言って…知識も飲んだ経験もないのになんだか恥ずかしいなって」
「資格」だけではない、本当のソムリエになるために…。
もっとワインについて勉強したいという思いから、フランス行きを考えるようになったといいます。
その一歩を踏み出すきっかけになったのは、偶然手にした一冊の本『ブドウ畑で長靴をはいて 私のロワール・ワイン造り奮闘記』でした。
「著者の新井さんはワインのインポーターとして働く傍ら、フランスにブドウ畑を所有し、ワインを造っていたんです。それを読んで、本当にワインのことを勉強するなら、造るところから始めるのが一番だと思いました」
読み終えるか終えないかのうちに、石田さんは新井さんに手紙を書き、研修生としてフランスの畑で働かせてほしいと直談判しました。
「もちろん、断られましたよね(苦笑)」
しかし、石田さんはあきらめることなく、新井さんに手紙で熱い思いを伝え続けました。
そして、半年ほどが過ぎ、手紙の数が10通を超えるころに、その思いが受け入れられたのです。

こうして石田さんは、29歳でフランスへ。
本場で1年間、ブドウ栽培からワイン造りまでを学びました。
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