2026.10.09

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「体に吸い込まれる」牛乳が生まれた…北海道の冬を完全放牧で生きる牛たちが出す生命力とは

酪農の未来へ。これからの夢

思い描いてきたことを実現できている今。
山本さんの目は「酪農」という産業全体へと向いています。

「今、世間では『酪農は温室効果ガスを排出する産業だ』とアゲインスト(逆風)を感じることが多いですよね。でも本来、酪農は炭素を吸収して地球全体を整えることができる産業なんじゃないかと」

文献を読んで勉強し、仲間を集めて研究会を立ち上げ、土壌中の微生物に炭素を吸収させる農法「カーボンファーミング」を研究・実践しているといいます。

「土壌や微生物の世界は奥が深すぎる。探求すればするほど奥深さを感じていて、もうこの土の下に宇宙が広がっている感じです」

そう話す山本さんはとても楽しそう。

「自分の農場が単に『オーガニックです』というだけではなく、酪農トータルとして『酪農ってすごくいい産業じゃん!』って社会に示していきたい。子どもたちが『この仕事をしたい!』と思ってくれないと意味がないですからね」

社会との関わりの中で少しでもプラスに働く産業にしていきたい。
そうして、未来に続くものにしていきたい。

まだまだできることとやりたいことがあります。

100%、ここに来てよかった

生まれ育った東京を離れ、一次産業の「作り手」として今を生きる山本さん。
北海道、中標津に移住したことについて、こう力強く話してくれました。

「100%言えますね、『こっちに来て本当によかった』って。北海道の良さは、パイオニア(開拓者)として先人が入ってきてから150年ほどしか経っていない『自由な大地』であること。その中でも中標津は、自然が本当に豊かでスポンジのように色んな空気感や人を受け入れて吸収してくれるマチ。大好きですね」

東京にある山本牧場の直営店では、山本さんが自主的に中標津への移住相談会まで開いているそう。

「これからも山本牧場の牛乳を最高においしくしながら、新しい酪農の可能性を開拓していきたいですね」

山本牧場

住所:北海道標津郡中標津町字養老牛200-2
営業時間(ミルクレーム):午前10時~午前11時半 午後1時半~午後4時
(11月~冬季間休業)

連載|私のきっかけ

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文・編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2026年9月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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