2026.10.09

食べる

焼き鳥屋からラーメン屋に転身!?65歳・夢追い人の「渾身の貝出汁」

「これじゃいかん」の先に行きついた今

看板メニューの「貝出汁 塩らぁ麺」(900円)。

固定ファンも多い『牡蠣の油そば』(950円)。濃厚な牡蠣ペーストを絡めたパンチのある一品。追い飯付き。

「忙しかったのはオープンして最初の1ヶ月だけでした。当初は本当に純粋な貝出汁のみのあっさりとしたスープで勝負して、年配のお客さんには喜んでいただけたんですけど、濃い味が好みの若い世代がついてこなかった。これじゃいかんと思って『虎武』とも相談しながら、今年3月から貝出汁に道産昆布を加えて豚骨スープもブレンドしたスープに変えたんです。麺も一新して。

これでお客さんが付いてきて、ようやく軌道に乗った感じです。だから、店が安定してきたのは本当につい最近の話なんです。この先どうなるかわかりませんけどね(笑)」

人生の最終コーナーに差し掛かった65歳。どうせなら後悔のないよう、自分のおもむくままに。相変わらず試行錯誤の毎日は続いているが、ひそかに抱き続けた夢を叶えた前川さんの顔は晴れやかだ。

わたしの別の顔。

『炭焼やきとり 大勝』時代の外観。実は『まえ川』になってからも、初年度の売上が芳しくなかったため、一時期は夜限定で焼鳥を再開したこともある。「我ながら情けなかったですね(笑)」。

本文でも触れたように、焼鳥店を足かけ25年間営んできた前川さん。
とはいえ、本当はラーメン屋になることが夢だった前川さんは、焼鳥店時代から焼鳥メニューの他にラーメンもこっそりと忍ばせており、一部常連から好評を得ていた。

また、コロナ禍には自身の焼鳥の冷凍パックや東京の有名ラーメン店の冷凍生麺を店前の自販機で販売するなど、思い立ったら即実行に移すアクティブなスタイルを貫く。

【貝出汁らぁ麺 まえ川】
北海道函館市白鳥町14-13
0138-43-3043
Instagram @taisyou214

***
peeps hakodate vol,152 「特集 罪なラーメン。」より

peeps hakodate

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