2026.09.28
深める
やることは単純でいいと思います。
おいしい、かぐわしい、うるわしい。
そんな明るい方へとこころが動かされる経験を、ひとりでも、もちろん誰かとも(誰かに対してというのも合わせて)、どんなに小さなレベルでもいいから重ねていきましょう。
重ねるたびに、言葉にもしてみてください。
「うまい!」「いいにおい」「君のそういうところ、ステキ」など。
口に出すのが億劫なら、どこかに書き留めるでもいい(あたし実はこれ、時々やってんのよ)。
気恥ずかしいかもしれないけれど、あえて言語化する。
それによって、あなたのこころに「開示の回路」とでも呼ぶべきものが、だんだんと刻まれて整っていくはず。
ゆくゆくは、自分の好みの人に関する話も、以前より気兼ねなくできるようになっていくんじゃないかしら。
感情というのは思わず生まれて出てしまうもの。要は、突然現れた自分の分身みたいな存在ですよね。
だからこそ、惹かれるタイプやハマってる対象についての「好き」の気持ちって、公にさらすのはすごく怖い。それを否定されたら、自分に傷が残ってしまうも同然だし。
だけれどそこで、「ダセえことすんな、自分」とおのれにブーイングすることで出てきた感情を隠し、気持ちにフタをしたり。
そのフタを開けようとする相手を警戒し、遠ざけようと苦労するというのは詮なきこと。
むしろ、相手にも自分にも中指を向けずに、鎧を脱いであえて生身を見せる。
それによって、あなたの抱える目下のイライラもいくぶんか晴れて、だんだんとこころがクリアになっていくんじゃないかなぁ。
なんなら、気軽にタイプについて話せる関係性の人やコミュニティというのも、そうすることで見つかりやすくなるのではと、あたしは本気でそう思っています。
「カブロン」さん、自分をクソ野郎呼ばわりするのは、もうこれで終わりにしましょう。
自他どちらにも「ケビエン」(¡Qué bien! 、「イイね!」の意)と、あったかい言葉を投げかけられる人にあなたがなる日を、西創成の地からこれからも心待ちにしていますね!
というわけで今回は、タイプについて話す、という話題であれこれ書かせていただきました。
実り多き秋の季節。
恋の話題も多くなってきそうだけれど、恐れず自分を素直に開示するということに、適切な仕方でやぶさかでない、そんな人になっていきたいものですよね。
ではでは今日はこの辺で。
また次回!Sitakkeね~!
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文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
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満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
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