2026.09.19

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顔が血まみれに!1匹15キロ以上のブリに揺れる船上で針を刺し…「鮮度」を保つ過酷作業【漁師に弟子入り②】

顔が血だらけに

このあとも作業を続けます。
が、血抜きをしてすぐは少し動きがおさまってもブリの生命力はすごく、再び暴れ始めます。
その動きで血が飛んできて、船の激しい揺れと合わさって漁は激しさを増していきます。

気がつくとブリの返り血を浴びて、顔が血だらけになっていました。

続いての作業は…エラを開いて血の塊を洗う作業です。

いくらきれいに血抜きしても、エラに血が固まってしまうのだそう。
水の中で洗ってきれいになったら、新しい水の中に移し替えて新鮮さを保ちます。
そしてその水槽に事前に持ってきた氷を入れていきます。

水揚げされたときにに暴れることによってブリの体温が上昇すると、鮮度が落ちる「身焼け」が起きてしまいます。
しっかりと氷で冷やすことで「身焼け」を防ぐのです。

洗っている中でもビチビチと大きく動き回るブリたち。
海水と血が交互に私の体に降ってきます。

目に海水が入ってしみる…、これがこの日一番痛かったです…。

揺れる船の上で仕事を続ける緊張感とこわさ。
その揺れの中で魚体に確実に針を刺さなければいけないプレッシャー。
眠気もあるなかなんとかついていかなければいけない疲れも…

これまでも様々な現場で弟子入りさせていただきましたが、こんなにも体力とメンタルが削られたのははじめてかもしれません…。

放心中…

鰤宝は100匹中、1~2匹しか獲れません。
わずか1%のために、数10匹~100匹をも超える鰤宝候補の活締めをするのです。

そこにはおいしいブリを食べてほしいという師匠の強い思いがありました。

そして、驚いたのが朝早いにも関わらず、船長や師匠を始めとする船員の皆さんが本当に明るくて元気だということ!

命がけで厳しい現場だからこそ気持ちを一つに漁をする姿に、私も元気をもらいながら弟子入りをしていました。

ただ、おいしいブリが食卓に届くためにはまだまだ過酷な作業がたくさん…。

そして、港に帰ってからも大忙しだったのです…!
次回の記事でお届けします!

【連載】「師匠!私を弟子にしてください!」

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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ朝刊さくらい「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年10月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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