2026.08.30

深める

10年で50倍超!「私たちの代で終わり」を終わりに…地域の足や地元の味を守る新しいカタチ

後継者は札幌から来た『娘』

日高の平取町でも、M&Aが行われていました。
中心部から車で30分ほどにある「細川商店」です。

創業約80年。
パンや野菜、生鮮食品のほか、日用品などもそろえ、細川幸夫さん(78)と幸子さん(71)が夫婦で切り盛りしてきました。

農村地域のため、開店はなんと朝の6時半。
幸子さん手作りのお惣菜も並び、手軽にお昼を食べたい農家から人気です。

年をとって体力的に厳しくなり、廃業も考えていましたが、「地域のために店を残したい」と後継者を募集していました。

幸子さんは、事業承継を考えたのは13〜14年前だと話します。

「年を重ねると仕入れも大変。客も店がなかったら困る」

2026年4月、後継者に手を挙げたのは、札幌出身の権平まゆさんでした。

権平さんは2025年、地域おこし協力隊として、平取町にやってきました。

以前、沖縄で出会った商店と「細川商店」が重なり、店の店舗や備品、屋号などをまるまる引き継ぐ契約を結びました。

細川さん夫婦は「自分たちが動ける間は手伝いたい。娘だよ」と話します。

温かく迎えてくれた2人から経営のノウハウを学びながら、権平さんは店のリニューアルも進めています。

権平さんのアイデアで、店の一角をイートインスペースに変えて地域の社交場としても盛り上げようと、夢を膨らませています。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X