2026.08.26
暮らす
そこで私がオススメしたいのが、楽しみながら災害への備えを試すことができる「防災キャンプ」です。
水や非常食を買って置いておくだけでなく、実際に使ってみます。
例えば、電気が使えないことを想定してランタンだけで夜を過ごしてみる。
非常食を実際に食べてみる。
寝袋で寝てみる。
カセットコンロで食事を作ってみる。
避難生活を想定して、普段使っていない防災用品を試してみるのです。
実際にやってみることで、「ランタンが思ったより暗い」「この非常食は子どもが食べない」「寝袋だけでは寒い」など、備えているだけでは気づかなかったことが見えてきます。
家の中で試すだけでも十分効果的ですが、キャンプ場など、普段とは違う環境で一晩過ごしてみるのも一つの方法です。

私も実際に、キャンプ場に防災用品を持ち込んで試してみました。
何度も車中泊を経験している筆者でも、虫への対策や日中の暑さ、防災食の食べ方の工夫や選び方など、新たな課題が見つかりました。
特に北海道では、冬の停電も想定して、寝袋や防寒着、カイロなど「寒さをしのぐ備え」も重要になります。
防災というと少し堅苦しく感じますが、家族で一度「災害が起きたつもり」で過ごしてみると、今の備えで何が足りないのかを確認する良い機会になります。
災害が起きてから初めて使うのではなく、平常時に一度使ってみる。
それだけでも、いざというときの安心につながるのではないでしょうか。
出典:
・札幌市_札幌でも大地震が起こる…
・札幌市_札幌市の地震被害想定(第4次)
・内閣府_防災情報のページ_令和8年熊本地震による被害状況等について
・札幌市_平成30年北海道胆振東部地震~震災を忘れない~
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

文: HBCウェザーセンター 気象予報士 篠田勇弥
札幌生まれ札幌育ちの気象予報士、防災士、熱中症予防指導員。 気温など気象に関する記録を調べるのが得意。 趣味はドライブ。一日で数百キロ運転することもしばしば。
HBCウェザーセンターのインスタグラムでも、予報士のゆる~い日常も見られますよ。
※掲載の情報は記事執筆時(2026年8月)の情報に基づきます。
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