2026.08.09
暮らす
道内では、浦河町以外にも『車避難』を避難計画に盛り込んでいる自治体があります。
道南の福島町は、防災計画で原則は徒歩としつつも『自力で避難できない方』などは車避難を推奨しています。
道東の浜中町は北海道立総合研究機構と協力して、徒歩と車の津波避難シミュレーションを行い、地区ごとに「この道を通って向かいましょう」という『車の避難ルート』を決めています。
また、2021年に完成した新しい庁舎は高台に作られ、町民の車避難を想定して、広い駐車スペースを確保しています。

災害時の『車避難』について、防災専門の日本赤十字北海道看護大学の根本教授は、行政側と住民側それぞれの課題を挙げています。
行政側は「住民としっかり討議をして理解を得る場を作ること」や「車避難を想定した防災訓練を実際にやること」。
一方、住民側も事前の訓練が重要で「道路の液状化や歩行者が多いことなど、普段とは同じ状態ではないと想定すること」が必要だと話します。
『車避難』は、途中で車を放棄して高台に上がらなければならないことも十分あり得ます。そのときは、必ず車の鍵はつけた状態で残しておくように注意を促しています。
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