
一見木箱のように見える、こちらの商品。
実は、牛乳パックと紙パックの再生紙でできています。
製造したのは、1932年創業の札幌の「モリタ」です。文具メーカーかと思いきや…。
近藤篤祐社長は「お菓子やお酒、アクセサリーなどの紙箱のパッケージを作っている会社」だと明かします。
本業は紙箱をつくる会社が、なぜ紙の雑貨を作り始めたのでしょうか。
「普段パッケージには当社の名前が出ない。『札幌に紙箱をつくっている会社がある』と知ってもらうには、自社の製品を開発するのはすごく大事」
紙箱の製造会社が手がける雑貨には、これまで培ってきた技術が詰め込まれています。
主に職人による手作業で、高品質の紙箱を生産しているモリタ。
特徴は「Vカット」と呼ばれる製法です。

「切れ込みが90度のVの字に彫り込まれていく。普通の箱の角は丸みがあるが、Vカットボックスは角がシャープに、精巧にシュッとして木箱のようになるのが特徴」
特殊な機械で、厚紙にV字の切れ込みを入れることで、折り目がぴったりと合わさり、精巧で高級感のある紙箱に仕上がるのです。

こうした技術が評価され、数多くの有名ブランド向けに紙箱を製造していますが、この技術を生かしてオリジナルの雑貨も製造しているのです。
2025年からはヨーロッパをターゲットに、海外向けの新たなブランドも展開しています。
「オリジナル製品が有名になれば、おのずと本業のパッケージの方も仕事が増えていくだろうということで、相乗効果を狙って5年10年かけてやっていきたい」
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