
厚生労働省によれば、「睡眠時無呼吸症候群」や「不眠症」などの『睡眠障害』を抱える人は全国で約865万人にのぼります。
また、働く世代の20〜59歳のうち、約3割の人が「睡眠が全く取れていない」「あまり取れていない」と回答しています。
一方、日本睡眠学会の調査では58%の人が睡眠に課題を感じていたものの、医師に相談していたのはわずか14%でした。
『睡眠障害』を診察できる医療機関は「精神科」や「呼吸器内科」などバラバラで、受診先がわからず医療機関につながりにくい現状がありました。
そこで厚労省は、6月から制度を改正し、医療機関が看板や広告で表示できる診療科名に、新たに『睡眠障害』という名前を組み合わせて使えるようにしました。
『睡眠障害』を診療科名として掲げられるようになったことで、患者が受診しやすくなることが期待されます。

札幌もいわ徳洲会病院は、現在の「いびき・睡眠時無呼吸外来」に代わり「睡眠障害」と「循環器内科」を組み合わせた「睡眠障害循環器内科」として、近く新たに開設する計画です。
後平泰信院長は「睡眠障害を訴えて来た人が、実は循環器疾患を合併している人もいる。それをスムーズに一緒に診られる科として考えている」と説明します。
後平院長は、睡眠医療と循環器、両方の専門医として診療を行うことで、病気の早期発見と治療につなげられるとしています。
「まずは寝つきが悪いとか、寝ても疲れが取れない人、いびきがある人、もともと循環器疾患がある人はしっかりかかっていただきたい」
一方、睡眠の問題は大人だけではありません。
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