
2005年2月、十勝地方の浦幌町で、男性顧問が運転するワゴン車が大型トレーラーと衝突し、釧路の高校に通う18歳の男子生徒が死亡しました。
スピードスケートの全道大会に向かう途中の事故でした。
現状、北海道教育委員会は部活動の移動について、原則として「公共交通機関」または「貸切バスやタクシーなどの営業車」を使い、一定の条件を満たす場合のみ自家用車の使用を認めています。
実際に、道内の高校ではどのように対応しているのでしょうか。

オリンピック選手など数多くのアスリートを輩出する芽室町の白樺学園高校では、学校がリースしている3台のバスを部活動の遠征に使っています。
バスは、アスリートコースの部活が全道大会や全国大会に行く時に利用していて、学校の施設管理をする「公務補」が運転しています。
二川毅教頭は「顧問の教員が運転する場合もまれにあるが、免許を持った責任のある人間だと証明するために保護者にも周知している」と話します。
さらに、この高校では乗車前のアルコールチェックに加えて、車両点検の結果や移動時間・走行距離などを運転日報に記入して管理職に提出するなど、独自のガイドラインを設けています。
一方、道教委などが推奨する貸切バスの導入は「費用の面で難しい」といいます。
「観光バスを貸切ると10~15万円の世界。保護者負担が多くなりハードルも高い。スポーツは遠征して胸を借りて強くなる。遠征がないと厳しい」
道内の別の私立高校で、貸切バスや公共交通機関を利用している学校もありますが、保護者負担やOBの援助で運用しているといいます。
こうした援助の有無によって差が出るという問題もあります。
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