2026.06.27
深める
でもね、大変シビアなことに。
恋人って自販機とかじゃないから、注いだ愛情の分に応じて、欲しい何かが必ず戻ってくるなんてことはありえません。
他人だから自分と異なるものを見ているし、他人だからこちらの欲求に気づいていないときも往々にしてある。
価値観も違う部分があったりする。
だからこそ、相手に自分のことを預けすぎてしまうのは危険。
それって、知らない間にどんどん傷ついちゃう。
自分の中に、自分でコントロールできない要素を増やしすぎてしまう。
まず「寝坊」さんには、この事実を認識していただいた上で、自分の機嫌は根本的には自分で取るものなんだと、そう考えられるようになってほしいなと思いました。
ちなみに、この自分で自分の機嫌を取るという「ご自愛」って、すごいなと思うんだけど。
個人的な感覚かもしれませんが、これ、誰かをまっすぐに愛するための、しっかりとした燃料になってくれる気がするんだよね。
もっと言えば、恋する相手の気持ちまでをもよりあったかいものに変えていける、その種火になってくれるように思うの。
そう、「寝坊」さん。
相手との恋愛の温度差を埋めていくためにも、あなたはどうかまず、自分で自分のことを愛してあげてください。
やり方はなんでもいい。ごほうびにおいしいものを食べたり、ジムでリフレッシュしたり、エステみたいなセルフケアに時間を割いてみたりするでもいい(「趣味の時間を作る」も、実はそうした方法のひとつだという意味で、ネットからおすすめされたんじゃないかな)。
そうやって、おのれの調律をかっちり行った上で、彼と会えるチャンスが来たときには、ベストコンディションの自分をお届け!ぐらいの勢いで、相手を徹底的に愛してみてはどうかしら。
芯からのぬくもりというのは、心ある人には必ず伝播します。
なんなら、万が一伝播しなかったとしても、そのぬくもりはあなたの人生を根底から豊かにしてくれるはず。
生きることをつらいだなんて嘆かなくてすむ、確かな希望をもたらしてくれるでしょう。
「寝坊」さんのこころが、どうかこの札幌の今の気候のような、気持ちのいいあたたかさに包まれてくれるようにと。
そう願いながらあたしは、今回のコラムをあなたに贈ります。
というわけで、今日は遠距離恋愛について考えてみる回となりました。
大好きな人がそばにいないというのは、寂しいことでもあるけれど。
その分、会えたときに最大限の喜びを互いにもたらしあえるような、度量と器量を自分に身につけようって、そんなトライをしていくいいきっかけにもなってくれるんだよなぁ。
愛する人のためにも、ステキな生き方をしたいものです。
それでは今日はこの辺で。Sitakkeね〜!
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文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
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満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
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