2026.06.14

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「枝豆がのどに…」2歳の命を救うには150キロの距離が…北海道で見た小児救急の現実

子どもも医師も偏在する今だから

「小児用の細いファイバースコープを持っている病院がそもそも少ない。大人用のは大きい病院はどこでもあると思いますが」と荻原先生が教えてくれました。

重症の子どもなど地域で対応が難しい患者を道内各地の病院から受け入れているのが、札幌の手稲渓仁会病院です。

通常各都府県に1つある3次医療圏。広大な北海道には6つあります。

「それぞれの医療圏に住んでいる子どもの数は今非常に減っている」と話すのは手稲渓仁会病院小児科・こども救命センターの和田宗一郎副センター長です。

「患者のためにいろんなサイズの機材を用意したり、対応できるスタッフを常時確保しておくのは医療経済上効率が悪い」

医師も都市部に偏在していて、札幌以外の小児科医が重症の子どもを診療する機会は年間で数えるほどだといいます。

「患者が多く集まれば集まるほど、その施設の医療レベルが上がっていく。札幌に一極集中させて、コストを下げ医療のレベルを上げていこうと」

その実現のため、手稲渓仁会病院では8年前、医師と看護師の搬送チームをつくりました。

やけどでのどが黒く…2歳未満の男の子

2025年12月、新たな搬送依頼が舞い込みました。患者は、2歳に満たない男の子です。

「この中に黒っぽくついているのが全部、煤(すす)です」

男の子は、自宅が火事になり、熱い煙を吸い込んだことで気道にやけどをした。

武知峻輔医師が状況を説明します。

「これが挿管チューブ。ここの奥に声帯などがあるが、やけどで腫れて奥が全く見えない」

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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