2026.06.06

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20年前の赤ちゃん、座れるかな?「居場所はここだよ」家族になった君の椅子がつなぐもの

無我夢中の20年 母は今も「君の椅子」と一緒に

当時5歳の琉翔くん。

「きつい!座り心地、ここがちっちゃい、前は、ちょっきりだった」

そんな映像をみて母・石戸谷麻生さんは「懐かしい…。全然覚えていない。必死に子育てしていたので」と話します。

3人の息子の子育て、無我夢中の20年でした。

「毎日見ていて、『君の椅子』が息子の居場所と感じていたわけではないが、子どものがんばりで私もがんばれた」

遊ぶときも、ごはんを食べるときも。
「君の椅子」は、子どもたちに寄り添いました。

麻生さんは、息子の巣立ちを機に自宅で生花店を始めました。
琉翔さんの「君の椅子」も一緒です。

「この椅子が3つ置いてあったら、きっとすごく思い出すだろうし、私もここでがんばっているし、子どもたちも遠く離れてがんばっているし。距離はすごく遠くなるけど思っている思いはずっとここにあるよ」

琉翔さんは、照れながらも母親に感謝を伝えます。

「どこまでも自分たちのことを第一に考えてくれる。そういう思いがあるんだなと感じる。自分にとっては貴重な思い出の1個です」

「君の椅子」は家族。母親思いのやさしい青年です。

そして、君の椅子は2011年、あの日、あの場所で生まれた104人の赤ちゃんのもとにも。
我が子の誕生を素直に喜べなかった…家族たちに寄り添ってきた15年を後編の記事でお伝えします。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年5月5日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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