2026.05.12

出かける

「親を殺す」と決めた少女は、どんな未来をたどるのか 打ちのめされ、力をくれる映画『未来』【映画感想】

③打ちのめされ、力をくれる

残酷な現実が描かれ、苦しい映画なのですが、未来への希望も感じられるのが不思議でした。
つらい境遇を生きのびてきた人たちが持つ、強さと優しさに、救いの光が見えます。

映画の中にも必死に誰かを救おうとする人たちがいますが、制作したスタッフやキャストのみなさんは、その先に現実の誰かを救う力も映画に込めたのではないかと感じました。

Ⓒ2026 映画「未来」製作委員会 Ⓒ湊かなえ/双葉社

今、現実につらい境遇にいる子どもたち、子ども時代に傷つけられた記憶に苦しんでいる大人たちに、未来への光を届け、優しく寄り添おうとする映画ではないでしょうか。
同時に、未来への希望を持って耐え抜かなくても、今すぐに救い出せる力があったらいいのにと、自分の無力感を突きつけられます。

逃げ場のない境遇からの、声にならないSOSに気づける大人でありたい、行動できる大人でありたいと思わされました。打ちのめされるからこそ、そんな現実を変えたいと思う力をくれる映画でもあります。

純粋にミステリー作品としておもしろいから。
キャストの演技に圧倒されるから。
フィクションを越え、現実に心を揺さぶられるから。

さまざまな理由で、一人でも多くの方に見てほしいと思う映画でした。

映画『未来』(PG-12)

2026年5月8日(金)公開。

Ⓒ2026 映画「未来」製作委員会 Ⓒ湊かなえ/双葉社

出演:
黒島結菜
山﨑七海 坂東龍汰 細田佳央太 近藤華
松坂桃李 北川景子

原作:湊かなえ『未来』(双葉文庫)

監督:瀬々敬久
脚本:加藤良太

製作幹事:東京テアトル U-NEXT
配給:東京テアトル
企画・制作プロダクション:松竹撮影所

上映劇場など、詳細は公式サイトからご確認ください。

文:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2026年5月)の内容に基づきます

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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