こちらが砂金掘りの道具「ゆり板」と、
「カッチャ」です。
「ゆり板」は1人1枚「カッチャ」は5人に1本必要です。
「カッチャ」は砂金掘り専用の道具で、今はもう作られていません。
先端部分は取り外せるようになっています。昔は別の川に先端だけを持ち運んで、砂金を掘っていました(北海道には、他にも砂金が採れる川がいくつかあります)。柄の部分は現地調達したのだそう。
「カッチャ」を使って河原の砂を掘り、「ゆり板」にのせます。
そのまま川の中に入れて、大きい石を落としていきます。
石がなくなったら「ゆり板」の上に水を入れて前後に揺らし、大粒の砂を落としていきます。
慎重にしないと砂金も流れてしまうので、注意が必要。
板を揺らしても、動かずに残るのが砂金です(黒い砂は砂鉄)。見えるか見えないかギリギリぐらいの小さな粒なので、見落とさないように目を凝らしましょう。
「ゆり板」は墨とニカワを塗って黒くしてあり、砂金が見つけやすいようになっています。
インストラクターが一緒なら「ゆり板」の動かし方のコツを教えてくれたり、自分では見つけられないような小さな砂金の粒も見つけてくれるので安心。
見つけた砂金は容器に入れて持ち帰れます。「道の駅コスモール大樹」に持って行けば、有料で栞(しおり)にしてもらえますよ。
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