2024.04.09

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「女性を助けるのは、女性」北海道の女性研究者たちが向き合ってきた「働くこと」の変遷…大事にしているある言葉とは

発足48年…時代の変化は

女性研究者の数は、少しずつではありますが、増えてきています。

ただ、「女性研究者の会」の会員も右肩上がりかというと、そうではないようで…

「みんな忙しそうで…。会報だけでも読んでと言っています。『1人じゃない』って思ってほしいです」

それぞれ所属する大学も違って、利害関係がないからこそ、なんでも話してほしいという思いで勧誘を続けているといいます。

女性研究者の会は、大事な「ガス抜き」の場。

「しょげた時とか凹んだときにそれを言えることですね。『そしたら、今度美味しいご飯食べに行こうね』って」

共感しあい、「距離感がいい」のだといいます。

「女性同士はいつも本音。そして、しなやか。日本では、若い人に価値があるけど、ヨーロッパだと大人になってもいいという価値観。そういうのっていいなと思います。歳を重ねてもパワフルでいないといけません。」

若い世代が悩んでいたら、まずは「話を聞く」ことを大事にしているという石井先生。

そしていつも伝えるのが、先輩方から言われ、大事にしている「急がすに、休まない」という言葉だといいます。

女性研究者の会として、受け継がれている大事なモットーなんですね。

大事なのは誰かに認めてもらうことじゃない

「あと…」と、先生が続けます。

「女性が働く上で大切なことは、誰かに認めてもらうとかではなくて、自分の居場所を見つけること。そして、自分の足で立つこと」

恥をかいてもいいし、失敗してもいい

そして、助けてほしい時に「助けて」と言うこと。

きちんと言葉にすることが大切だと話してくれました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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