2024.04.05

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ケーキの上に物語を作る…「映え」のない時代から25年以上貫くカラフルデコレーション 「唯一無二」を生み出してきた“生き様”

同じモノ作りでも“モヤモヤ”が…

お店のオーナーシェフである馬越さんは、東京生まれ、東京育ち。2024年に古希を迎えるといいます。

実は、最初はCM制作会社に就職していました。

”物を作り上げる”仕事としてやりがいを感じてはいましたが、ある「モヤモヤ」が…。

「視聴率などの指標はあるけど、お客さんからの直の声がなかなか聞こえて来ない仕事だった」

そんな時、出会ったのがアメリカのド派手なデコレーションケーキ。

大きなケーキの上に沢山のフィギアが飾られていたり、バスケをしているシーンが再現されていたりする華やかなデコレーションを見て衝撃を受けました。

「面白い、これだ!と思った」と馬越さん。

その後仕事を辞め、26歳でフレンチの洋菓子店で、洋菓子を作る基本を学びました。

最初からアメリカに行かなかったのは、「おいしいスイーツといえばフランス」と基礎を学びたい気持ちからでした。

3年から4年修行した後、日本にはもう帰ってこないつもりでパリに行き、ひたすら現地で厨房を見て回りました。

そうして、ようやくアメリカにわたり13年。

衝撃を受けたあのデコレーションケーキだけでなく、クッキーやパンなどさまざまな菓子作りを学びながら過ごしたといいます。

「アメリカのデコレーションケーキは、ケーキの上に物語がある。それが面白い。ルールなんてなくて自由でケーキの上をキャンバスのようにして、表現できる」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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