2024.04.05

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ケーキの上に物語を作る…「映え」のない時代から25年以上貫くカラフルデコレーション 「唯一無二」を生み出してきた“生き様”

こんにちは。学生ライターのみっちゃんです。

最近、20歳になりました。

我が家では、もう20年も前からお祝い事のケーキといったらココ!と決めているお店があります。

「唯一無二」「世界にひとつ」そんなステキで特別なケーキを作ってもらえるからです。

今回のケーキがこちら。

鮮やかな色彩に、たくさんの素敵な装飾。

最初は目から幸せを感じました。

ひとくち口に入れた瞬間にふわっととろけるような甘さが口に広がり、次に味覚の幸せ。

あんなに幸せな瞬間、久しぶりでした。

今年はもう大学3年生となる私。

そろそろ自分の将来の計画を本格的に考える時期になってきました…。

私がしたいことってなんだろう。

私の好きなことってなんだろう。

人を幸せにできる仕事って、なんだろう。

ちょうどそんなことをぐるぐると考えていた私にとって、毎年楽しませてもらっていたこの誕生日のケーキの「人を幸せに出来る」魅力が、急に気になりだしました。

そこで今回は、私のケーキを作ってくれたお店、「スウィートレディージェーン」の馬越弘幸さんにお話を伺いにいきました。

「映え」がない時代から貫くカラフルケーキ

札幌ファクトリーの向かいにあるスウィートレディージェーンは、アメリカンスタイルのケーキ、パイ、タルトやクッキーなどを販売する洋菓子店です。

アンティークに囲まれたお洒落な店内にはカフェスペースもあり、ゆっくりとケーキを楽しむこともできます。

ですが、他のスイーツ店とは少し違った特色があります。

それはオーダーメードケーキ。

お客さんの希望に沿った、「世界にひとつだけ」の特別なケーキを作ってもらうことができます。

これは、私の17歳の誕生日に実際にお願いしたケーキ。

トトロの周りに粉砂糖がかかり、雪が降っているような場面になっています。

このケーキを作ってもらうときのオーダーは、

「持ち込んだトトロのフィギュア3つを使ってもらうこと」
「トトロがみんなで遊んでいるようなイメージで」

たった3つのフィギュアから、イメージを膨らませ、こんなケーキが出来上がるんです。

ケーキの上にひとつの物語を作り出される瞬間…。

今の時代、「映え」が重視され、こんなカラフルでたくさんの装飾があるケーキも増えてきているかもしれせん。

でも馬越さんがこんなケーキを作り始めたのは25年以上も前だったんです。

カラフルなオーダーケーキのルーツはどこにあるのか。

馬越さんに早速聞いてみると、それは馬越さんのルーツそのものでもありました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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