2024.03.18

暮らす

「非常時にパニックになったら…」不安で避難をためらう人も…障害があっても安心して過ごせる「日常の延長」“みんなの家”【北海道・安平町】 

「自分のスペース」を守れる工夫

布団やランプ、自分のスペースを守る簡易テント、物置には発電機も用意しています。

功士さんとも、みんなが顔見知りです。

明子さんは「日常の延長上に避難して来られる場所があって、関わってくれる人たちがいるということが非常時でも安心できる」とこの場所の大切さを話してくれました。

20年以上、児童発達支援に携わる古川孝士さん。

1月に発生した能登半島地震でも現地入りし、3月も石川県門前町で、まだ機能できていない放課後等デイサービスの支援にあたりました。

普段は、子どもたちそれぞれの発達の課題を解決するためにアプローチしていく古川さんですが、こうした震災のときの支援は違うのだと話します。

「まずは気晴らし発散。『遊ばせる』というのが一番重要」

災害があるたび被災地に支援に入り、胆振東部地震では、札幌でも炊き出しや遊びを提供しました。

「ぼくらはスピード感とかフットワークのよさがやっぱり一番」

そして、行政と役割を分担し、「協働」するのだといいます。

災害のときも個別のニーズを後回しにしないための、モデルケースになりそうです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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