※以下 映画『ゴールデンカムイ』のネタバレあり
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原作ファンとして、映画『ゴールデンカムイ』鑑賞前に心配だったことについて、これまで①②と感想を述べてきました。次は最後の③です。
③は “推し”の月島軍曹は実写化でどんな感じなの?! というもの。これは、キャラを愛するゆえの「超個人的」な不安でした。
原作だと、月島軍曹って登場人物の中では、かなり小柄じゃないですか。その小柄な身体に、屈強な筋肉だとか、繊細な忠誠心だとか、過去への執念だとか…その他もろもろが“ギュッ”と詰まってるのが、なんていうか、たまらんのです。
でも、実写を演じる工藤阿須加さんの身長はどうやら180㎝もあるらしいですし、ちゃんと“ツキシマ感”は表現されているのだろうか…?というのが、「愛」ゆえに心配だったわけです。
結論としては、ま~~じ~~~で「月島軍曹」 でした。
月島って、やっぱり実在したんですね。
身長は、玉木宏さん演じる「鶴見中尉」と同じくらいなので、たぶん原作に寄せてはいないんですよ。デカいんです、月島。デカ島さんです。
それなのに雰囲気がそのまんま、月島軍曹。
鶴見中尉の側近として、こう、表情筋死んだ感じでスッと姿勢よく立っているあの感じ…。屈強な軍曹としての圧倒的な“威圧感”があるのに、かといって存在感を出しすぎず…その感じがまじで「月島軍曹」でした。なんかちょっと“ワケあり”な雰囲気が隠しきれてないアンニュイな感じとかもね…。ハァ…たまらんでした。
画面の端っこにチラッとでも映るたびにドキドキしましたし、「月島軍曹」の魅力がちゃんと表現されていました。
正直私は、芸能界に疎くて、工藤阿須加さんがどんなお人なのか、あまり知らなかったんです。映画観た後に気になって工藤阿須加さんのInstagramをチェックしてみたんですが…。
そしたら、太陽の下で、農作物を片手にニカッとしてる笑顔の写真ばかりで驚きました。映画とのそのギャップにすっかりやられました。月島軍曹を演じているときは、原作通り、目にハイライトがなかったので…。俳優さんの演技力SUGEEEEってなりました。
とにかく、③についても、不安は杞憂に終わりました。
映画の中の、月島軍曹のあのスンッ…とした、諦観している感じの佇まい、超かっこよかったし、ちゃんと「月島軍曹」だったのですごく安心しました。
これは月島軍曹、さらに人気出ちゃうんじゃないかな。全人類が月島軍曹の魅力に気づいちゃうね。
あと、ちょっともう、なんていうか、工藤阿須加さんにも“ガチ恋”しちゃいそうな自分がいて、それだけが怖いです。
というわけで、いち原作ファンが、映画『ゴールデンカムイ』を観た感想を、<個人的な心配ごと①②③>の観点から感想を書いてみました。
「原作が好きだからこそ、実写を観るのを迷ってる…」という人にこそ、個人的には、ぜひ一度観てほしいなと感じた作品でした。
あと、これもネタバレですが、もしかすると、アニメファンへの“サプライズ”があったりするかもので、アニメファンの方も是非…。
今回のレビューでは、物語の核心にはあまりネタバレをしたくないので、あえて本筋にはふれていません。ぜひ、足を運んでみてほしいです。私もあと5回は間違いなく行くと思います。
これを機に、ぜひ『ゴールデンカムイ沼』にハマる人がさらに爆増することで“同志”が増えるといいな…と思っています。以上です。
映画「ゴールデンカムイ」は、2024年1月19日(金)より、全国公開中です!
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※この記事はあくまで個人の感想です。
文:Sitakke編集部ナベ子
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