2024.01.04
暮らす札幌では2023年、クマの出没情報が230件を越えました。
この10年で、最も多い件数です。
ことしの道内では、「“クマの常識”が変わりつつあるのでは」と思うような出没や被害がありました。
そのクマの出没については前編の記事で振り返りましたが、この記事では目線を「人」に移します。
2023年、北海道ではクマをめぐり、どんな人の動きがあったのか。
振り返りながら、これから求められているものについて考えます。
【前編:“クマの常識”が変わった?「残された時間はもうない」2024年も忘れたくない教訓【クマ編】】
連載「クマさん、ここまでよ」
【この記事の内容】
・クマの出没を10年防ぐマチ
・行政の動きにも変化が
・専門家が「待ったなし」と求める変化とは
2023年の札幌の「人」の動きでまず紹介したいのは、南区石山の取り組みです。
道内でも「先駆け」でクマ対策を始めた地域なんです。
■クマがサケマスを食べる…札幌の住宅地でも?知床の「楽しい解決策」から考える