2024.01.19
暮らすまずは、「クマの痕跡があるのに、すぐに気づいて立ち去らなかった」のがNG行動です。
これ、なんだかわかりますか?
ただの土や枝が混ざっているものに見えますが…注目すべきは、この盛り上がり方と、左側から飛び出している「シカの角」です。
これは通称「土まんじゅう」。クマが、自分の食べものを隠しているのです。
大きなシカを一度に食べきらずに、後で食べようと土や枝で隠しておいたものを再現しています。
山などでもし見かけたとしても、何だろう?と思って近づいてはいけません。
クマはすでに「自分のもの」と執着しているので、横取りされないようにと思うのか、近づいた人を遠ざけるために攻撃する可能性があります。
実際に、2023年の札幌でも、土に埋まったものに執着していたとみられるクマが目撃されました。
カメラの目の前で、あくび。
札幌市の職員や、ハンターもすぐ近くにいるのに、その場を離れようとしません。
クマがいた木の根元のあたりには、「シカの死がい」が埋まっていました。
札幌市は、「クマはシカの死がいに執着していたのではないか」と話します。
「土まんじゅう」のほかにも、足跡やフンなどの痕跡を見つけたら、クマに出会わないようにすぐにその場を離れなくてはいけません。
そのためには、 「正しい知識」を持って、痕跡を見分ける・気づけるようにすることが必要です。
『ゴールデンカムイ』では、「クマの正しい知識」を持っていないキャラクターがこの「土まんじゅう」を見つけてしまいます。
近づくどころではないNG行動に出るので、ハラハラします。そして案の定の事態に陥いるのですが…その苦境の乗り越え方にはドキドキします。